2020 年の振り返りと 2021 年の抱負
📅 2020/12/30 ・ ☕ 3 min readこんにちは、さいと (@saitolume) です。
時間が経つのは早いもので、体内カレンダーではまだ GW 前なのにもう年末になってしまいました。今年は本当にたくさんの出来事があって、これは振り返るしかないと思ったので、急遽ブログを作って振り返ることにしました。この行動力は来年の僕にも引き継ぎたいです。
それでは、来年の自分の需要を見越してざっくりと振り返って行きます。
環境の変化
2020 年はこれまでにない大きな環境の変化がいくつもありました。
留年・休学
まず 2 月に留年が確定しました。原因をざっくり言うと、大学以外のことを頑張りすぎたに尽きます。当時は「普通」のレールからとうとうハッキリと外れてしまったことに漠然とした不安感を抱いていました。
弊学は学費が高くて通い続けるのは経済的に辛かったので、前期 (4月から9月まで) は休学していました。この期間に始めたことが今年の僕を形作っていると言っても過言ではないので、休学はベストの選択肢だったと自信を持って言えます。
仕事とアルバイト
留年が発覚した頃は本当にお金がなくて、ぷらす (@p1ass) から送られてきた堅揚げポテトを食べて生活してました。さすがの僕もこれはマズい (味ではなく状況が) と思い、生きていくためのお金を稼ぐことにしました。ここで取った選択が個人事業主です。
お昼ご飯を食べたいけど本当にお金がなくて堅あげポテトで食いつないでいくしかない
— さいと☕️ (@saitolume) February 21, 2020
3 月に開業して個人事業主になってからは、知り合いの仕事を手伝ったり、知り合いに紹介してもらった Gaiax という会社で TABICA というプロダクトの開発に関わったりしていました。フルリモートで現場に入って働くのは難しかったですが、とても新鮮な体験で楽しかったです。ここでリモートワークならではのコミュニケーションの難しさにぶち当たったりしていました。
4 月からは内定先の会社で pixiv というプロダクトの開発を始めました。pixiv はかなり大きなプロダクトなので開発に慣れるまで時間がかかりました (いやまだ慣れてない) が、バグ修正だけではなくて新しい機能の開発にも関わることができてやりがいがありました。React や Vue といったフロントエンド技術だけではなくて、PHP を書いたり、BigQuery や Looker で数値を見たりもしていました。先輩のエンジニアやマネージャーと一緒に仕事をする中で、プロダクト開発のプログラミング以外の側面を学ぶことができて勉強になりました。
9 月にはリクルートという会社で 1 ヶ月間アルバイトをしていました。業務ではゼロから UX やアクセシビリティを改善する取り組みをしていました。リクルート特有の文化の中で過ごしたり、魅力あふれる方々と話したりする中で、今後の働き方の道標を見つけられた気がしています。毎日会社のお金で UberEats を頼んでいて太りました。
他にもいくつかの場所でお仕事させていただけて貴重な経験を積むことができました。みなさんのおかげで堅揚げポテトだけではなくて、お寿司や焼き肉も食べられるようになりました。
心境の変化として最近はコードを書くだけではなくて「なぜやるのか」や「どうやるのか」みたいな部分にも興味を持ち始めました。エンジニアとして働くことは変わりませんが、良いプロダクトを作るのはエンジニアリングだけではないので色々できるようになりたいです。
447 Records
4 月くらいから 447 Records という音楽事務所にエンジニアとして参加しています。具体的には、ホームページや YouTube で 24 時間 365 日配信をしている「447 Music Radio」の裏側などを作ってきました。僕が好きな音楽や VTuber という領域に僕が好きなプログラミングで貢献できているのが嬉しいです。特に印象的なのはクラウドファンディングのコメント欄で、大勢のファンの方々に支えられていることを日々実感しています。僕ができることはプログラムを書くくらいですが、他のクリエイターの皆さんの魅力を発信できるように今後も頑張ります。
1 月 17 日を目安に新しいプロダクトを出す予定なのでお楽しみに。
楽しかった思い出
新型コロナウイルスの大流行で世の中では暗いニュースが多いですが、振り返った時に暗い思い出でいっぱいなのは嫌だったので楽しいことも少しだけやっていました。
旅行
8 月に京都旅行に行きました。たまたま現地の LT イベントに参加したら友達がいてたまたま一緒にご飯を食べたりもしました。偶然って凄いですね。なぜか真夏に 1 人で伏見稲荷の頂上まで登ったり、すずめを食べたりしていました。京都は何度言っても楽しめる素敵な場所です。
9 月には東北旅行に行きました。仙台で牛タンを食べたり、松島で海鮮を食べたり、会津で温泉に入ったり、新潟で海鮮 BBQ をしたりしました。帰りに新潟で 2 時間くらいトイレを我慢しながら鈍行に乗っていたのは忘れられない思い出です。
うひょー pic.twitter.com/0WFHqlOj6W
— さいと☕️ (@saitolume) September 22, 2020
イベント
1 月はコロナウイルスが流行する前だったので、clubasia で開催された「暴力的にカワイイ」というクラブイベントに遊びに行きました。僕は引きこもりなので星宮とと + TEAMPLIME のときに周りのオタクに押しつぶされちゃいました。放課後のダンスフロア (KOTONOHOUSE Remix) が流れたときに限界になったのを覚えています。
8 月は VR アイドルえのぐのライブに行きました。なんと前述した京都旅行の合間に 1 日だけ東京に行くという頭の悪い日程を組んでいました。こういう状況なので声を出さずに大人しく見てましたが、たくさんのパワーを貰えてアイドルの凄さを感じました。
11 月は ageHa で開催された「暴力的にカワイイ」に行きました。現地のクラブイベントは10ヶ月ぶりだったので、あまりにも楽しくて朝まで踊り狂っていました。ファストチケットを取っていたので、アリーナの最前エリアにいても密にならなかったのは体験が良かったです。
12 月は clubasia で開催された「VIRTUAFREAK -REWIRE-」に行きました。気持ちを高めるために当日 0 時リリースのコンピレーションアルバムを聴いていたら、あまりにも良くて行きの新幹線で泣いてしまいました。会場ではあまりにも楽しくてアホほどレッドブルウォッカを飲んでしまいました。TL に目撃情報が流れていた 447 Records の T シャツを着ていたオタクは多分僕です。
買って良かったもの
全部バカ高いですが、当社比で僕の生産性をバカ高くしてくれました。WFH が一般的になったのを機に妥協のない開発環境への投資をしました。
- アーロンチェア ライト
- HHKB
- 4K ディスプレイ
- モニターアーム
- Blue Yeti マイク
アーロンチェアは 11 万円もしましたが、購入した当時に腰と背中がバキバキで何もできなくなっていたことを考えると良い買い物でした。僕らソフトウェアエンジニアはオフィスチェアの上で今後の人生の多くの時間を過ごすので、個人利用でも良いものを買うべきです。
アニメ・マンガ
今年特に好きだった作品です。特に SHIROBAKO はアニメに関わっていない僕にも刺さるシーンやセルフが多々あって今後も定期的に見返したいです。
- ダーウィンズゲーム
- SHIROBAKO
- 呪術廻戦
- 安達としまむら
- 推しの子
最近マンガの面白さに気づいてしまったので、来年はもっと読みたいです。
音楽
今年特に好きだった音楽 10 曲です。ここに含まれていない曲の中にも大好きな曲がたくさんあって選ぶのが本当に難しかったです。
- clear plait - 谷田透佳
- 放課後のダンスフロア (KOTONOHOUSE Remix) - somunia
- エミュレーション (mode:totonee) - stargaze shelter
- Take me to Heaven - AZKi
- Lyrics (feat. yaca) - ひじり
- Vox House - エハラミオリ
- RECOAT (feat. KMNZ) - in the blue shirt
- ローズマリー - tiny baby
- ファジータウン - KMNZ × ORESAMA
- いただきバベル (Prod. ケンモチヒデフミ) - 電音部 (港白金女学院)
以前作曲家の方から作曲の始め方みたいな話を聞いたときに「音楽をもっと好きになること」と言われました。 2020 年はこれまで以上に好きな曲にたくさん出会うことができて音楽がもっと好きになりました。
来年リリースされる曲だと電音部の In my world (Prod. KOTONOHOUSE) が楽しみです。既に頭がおかしくなるくらい試聴動画を再生しました。
本
今年はあまり本を読みませんでした。読んだ中ではジョブ理論が特に面白くて、プロダクト開発に興味がある方には強く勧めたいです。
- ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム
- エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計
- オブジェクト指向UIデザイン
来年はプロダクト開発やマネジメントに関する本をいくつか読む予定です。
2020 年の抱負を振り返る
昨年の振り返りブログに書いてあったものを引用して、達成状況を補足しました。
- イベントでの登壇を増やす (地方住みなので年 6 回が目標)
- Kanazawa.js や身内の LT くらいだった (たぶん 4 回くらい)
- 大きなカンファレンスに CfP を出す
- 人に会う
- 社会情勢的に難しかったけど会うときは会っていた
- インターネットでの交流は増えたのでヨシ!
- 単位取得、研究をちゃんとして卒業する
- 留年した
- 少しギターを弾けるようになる
- 手が痛くなるのがしんどくてできなかった
- 100 人に使ってもらえるライブラリ (スター) かサービス (ユーザー数) を作る
- 447 Music Radio が該当しそう
- 3 回はハマスタに行く
- 社会情勢的に厳しくて行かなかった
- 梶谷や井納、ロペスが球団を離れるので無理してでも行くべきだった
- コミケ、技術書典で 1 冊出す
- そもそも現地イベントがなくて諦めた
コロナ起因で達成できなかったものを除いても達成できたか微妙でした。
2021 年の抱負
2021 年はもう一度留年しない限り大学生最後の年なので、絶対に最高の1年にしたいです。「遊ぶ」をテーマにして、学生の一番の強みである時間を武器にして過ごします。
- 仕事やアルバイト (創作に関することは除く) を極力しない
- 楽曲 (Remix 込み) を 4 曲作る
- 温泉に 4 回行く
- 野球観戦に 2 回行く
- 映画を毎週 1 本 (年間 50 本程度) 見る
- 大学を卒業する
- (色々噛み合えば) 女性とお付き合いする
特に 2021 年は音楽に近い領域で生きたいと思っています。僕は音楽の才能や経験の以前に知識が全くありません。しかし、Hand Over (Prod. TEMPLIME) の歌詞にある 「私よりもっと可愛くて歌える子がもうたくさんいるけどやっぱり私がやりたいの」 みたいに好きなことを自分でやりたいという思いがあるので挑戦します。ダメならダメでエンジニアリングで音楽に携われるようになりたいです。
働き始める前の重要な 1 年間であえて仕事から離れるのは、ソフトウェアエンジニアとして一応は働けることが分かり、このまま就職してもしなくても最低限の生活はできるだろうという算段が立ったからです。社会人になったら新しいことを始めるのが難しい気がするので、挑戦するのは今しかないと思いました。
おわりに
この記事に書いていないことで悩んだこともありましたが、それ以上に楽しいことがたくさんあって充実した 1 年でした。これまでの人生の中で一番多くの人に支えられていた年だという自覚があるので、皆さんには感謝でいっぱいです。2021 年もよろしくお願いします。